どんな企業も、創業時には拠点近くの神社まで足を運んで商売繁盛を祈願するもの。商人の街として知られる大阪にも、企業の守り神や商売繁盛の神をまつっている神社が多数あります。
土佐稲荷神社(大阪市西区)
土佐稲荷神社にまつられている宇賀御魂大神(うかのみたまのかみ)は、古くから土佐藩邸の守護神として崇められてきました。土佐藩邸の責任者として藩の政務や九十九商会(三菱の前身)の活動を仕切っていた、三菱グループの創始者である岩崎彌太郎も事業の守り神としてこの神様を敬っていたといわれています。三菱の守り神である土佐稲荷神社のパワーがあれば、会社の成長と発展を後押ししてもらえるかもしれません。
今宮戎神社(大阪市浪速区)
この今宮戎神社は、七福神の一柱であり商売繁盛や五穀豊穣をもたらす福の神として知られているえびす様をまつっています。日本三大えびす神社の1つとしても有名で、1月10日前後に行われる十日戎には、商売繁盛を願う人たちが押し寄せてきます。また、兵庫県にある西宮神社もおすすめ。こちらは全国に約3,500社あるえびす神社の総本社です。
堀川戎神社(大阪市北区)
商売繁盛の神である蛭子大神(えびすのおおかみ)をまつっているこちらの神社は、「堀川のえべっさん」として多くの信仰を集めています。境内には地車(だんじり)稲荷と呼ばれる小さな社があり、願い事が叶った日の夜は地車ばやしが聞こえるといわれています。今宮戎神社と同じく毎年1月9~11日には十日戎が開催されるので、蛭子大神と地車稲荷の両方にお祈りするといいでしょう。
住吉大社(大阪市住吉)
住吉の神様は、奈良時代より以前からあらゆる産業の守護神として称えられてきました。商売発達の神社として知られており、その力にあやかろうと全国各地の商人が集まります。与えられる力が強く、守り続けてもらえるといわれているのが毎年最初の辰の日である初辰の日。決まったルートに沿ってお参りをすることでたくさんの徳を得られるそうです。特に5月の初辰は1年でもっともご利益が強いといわれているので、起業や新拠点を立ち上げた際はこのタイミングで訪れることをおすすめします。
大阪はもちろん、全国各地からそのご利益を求めて商人が集まる大阪の神社。大阪でビジネスを始める際にはぜひ行っていただきたいところばかりです。
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